政治
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第74回：米国とフーシ派が停戦も、紅海の安全確保までは長い道のり
トランプ米大統領は５月６日、イエメンの反政府勢力フーシ派が米国と戦う意志がないことを表明したため、同勢力への空爆を停止すると発表した。トランプ氏や仲介国オマーンによると、フーシ派は紅海周辺での船舶攻撃・・・ -
英政府、イスラエルとの貿易交渉を中断
英国政府は５月20日、イスラエルとの自由貿易協定（ＦＴＡ）交渉を中断すると発表した。パレスチナ自治区ガザでの軍事作戦を続け、支援物資の搬入を阻んでいるイスラエルへの圧力を強める。状況が変わらない場合は・・・ -
ＥＵ、対シリア制裁解除で合意＝再建支援へ
欧州委員会は５月20日、欧州連合（ＥＵ）が対シリア経済制裁を解除することで合意したと発表した。アサド政権の崩壊以降、シリアの復興と国家再建に取り組む暫定政権を支援する。シリアとの関係正常化を巡っては、・・・ -
イラクのクルド自治政府、米石油２社と開発協定
イラク北部のクルド人自治区を統治するクルド自治政府（ＫＲＧ）のバルザニ首相は５月20日、米国の石油会社２社とエネルギー開発協定を結んだと発表した。事業価値は総額1,100億ドル超に上る見込み。一方、イ・・・ -
カタール「ジェット機供与は贈賄ではない」
カタール王室がトランプ米政権にジャンボジェットの寄贈を計画している問題で、カタールのムハンマド首相兼外相は５月20日、贈賄には当たらないとの見解を示した。米国内では外国政府によるこうした贈答品は法律に・・・ -
クウェートＰＩＣ、中国万華化学の株式25％取得
クウェート石油公社（ＫＰＣ）の石油化学子会社ＰＩＣは、中国・万華化学集団と合弁会社を設立すると発表した。この合意に基づき、ＰＩＣは万華化学の株式25％を取得する。取引額は６億3,800万ドルで、手続き・・・ -
アラムコ、米企業と34件の覚書＝総額900億ドル
サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは５月14日、米国の大手企業と34件の覚書や協定に署名したと発表した。内容はエネルギーやテクノロジー、金融など幅広い分野での協力関係の拡大を図るもので、総額で・・・ -
イスラエル、諜報機関長官が辞任へ
イスラエルの国内諜報機関シンベト（Shin Bet）のバー長官が、６月15日付で辞任する意向を明らかにした。バー長官はかねて、2023年10月のイスラム組織ハマスによる急襲を許した責任を取る考えを示し・・・ -
第15回：スーダン内戦２年 深刻化する人道危機
スーダンの内戦は４月15日で発生から２年を迎えた。人道危機や国土の荒廃が著しい一方、ウクライナやパレスチナ自治区ガザ地区といった世界の他の紛争と比べても国際社会の関心は高いとは言えず、「忘れられた戦争・・・ -
トランプ米大統領、シリア制裁の解除を表明
米国のトランプ大統領は５月13日、対シリア制裁を近く解除する方針を表明した。アサド政権下で発動されたこの制裁について、シャラア（通称ジャウラニ）暫定大統領率いる政府は米国や欧州連合（ＥＵ）に解除を求め・・・ -
世界軍事費、24年は伸び最大＝中東・欧州で急増
スウェーデンのストックホルム国際平和研究所（ＳＩＰＲＩ）は28日、2024年の世界の軍事費が前年比9.4％増の２兆7,180億ドルになったと発表した。10年連続で最高額を更新し、伸び率は1988年の統・・・ -
パレスチナのアッバス議長「後継者」を指名
パレスチナ自治政府を率いるパレスチナ解放機構（ＰＬＯ）のアッバス議長は４月26日、副議長に自らの側近のフセイン・シェイフ氏を指名した。現在89歳のアッバス議長にとっては、実質的な後継者を選んだ形。ロイ・・・ -
イスラエル、ベイルート空爆＝ヒズボラ施設か
イスラエル軍は４月27日、レバノンの首都ベイルート南郊に空爆を行った。同国のシーア派組織ヒズボラが精密誘導ミサイルを保管していた施設を標的としたと主張している。イスラエルとヒズボラは昨年11月に停戦が・・・ -
米軍、イエメンの移民収容所を空爆＝60人超死亡
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が所有するメディアは４月28日、同国北部サーダ州で米国軍による空爆があり、少なくとも68人が死亡、47人が負傷したと発表した。移民収容施設が標的になったとみられる。Ｂ・・・ -
イラン港湾で大規模火災、死者40人に
イラン南部バンダルアバス（Bandar Abbas）にある同国最大の港湾施設で４月26日、大規模な爆発が発生し、27日までに40人が死亡し、1,200人以上が負傷した。港にあった化学物質が爆発の原因と・・・ -
第73回：トランプ2.0と中東＝1.0との違いと注目点
第２次トランプ政権の発足からはや３カ月。トランプ大統領による関税引き上げで世界は混乱の最中にあるが、４月には米国とイランとの間接交渉が再開されるなど、中東ではポジティブな動きも見られた。（増野伊登＝三・・・ -
ケニア大統領が訪中＝10億ドル規模の投資協定
ケニアのルト大統領は４月24日、中国・北京で同国の習近平国家主席と会談した。両首脳は、経済面での協力強化に向け両国関係を「格上げ」すると宣言。さまざまな分野で、総額10億ドル規模の投資協定を結んだ。ト・・・ -
米政府、サウジに１千億ドル超の兵器売却も
米国のトランプ政権が、サウジアラビアに1,000億ドル超の兵器売却を検討していることが明らかになった。トランプ氏は大統領１期目からサウジとの防衛関係を重要視しており、安全保障上の強力なパートナーとして・・・ -
サウジ企業、南アへの投資加速＝関係強化
サウジアラビア企業による南アフリカへの投資が加速している。両国は近年、経済面での連携を拡大しており、過去１年だけでも数十億ドル規模の契約が締結された。資源が豊富でコストや治安の面でも比較的ビジネス環境・・・ -
トランプ米大統領、中東３カ国歴訪へ＝５月中旬
米国のトランプ大統領は５月13～16日に、サウジアラビアとカタール、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）を訪問する。トランプ氏は、４月26日に行われるローマ教皇フランシスコの葬儀に参列するためバチカンを訪問する・・・
