特集・連載
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第７回：ドバイの「足」、移民の未来を運ぶタクシー
アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）ドバイ首長国で、観光客や出張者の「足」となるのはタクシーだ。他の交通手段と比べて圧倒的に利便性が高く、コストも比較的安い。中でも国営のドバイ・タクシー・カンパニー（ＤＴＣ）は・・・ -
第79回：トルコと中央回廊、露の北回廊に代わり注目
ロシアによるウクライナ侵攻で、実質的に閉ざされたロシアの「北回廊」に代わる物流回廊として、中央アジア・コーカサスを抜けるカスピ海横断国際輸送ルート、いわゆる「中央回廊」（注）が注目されている。ロシアを・・・ -
第93回：イスラエル内戦の経済的帰結
イスラエルにおける内戦の行方は依然、極端に不透明である。この問題についてビジネスマンが日常的に接するニュースでは、どちらがどのような攻撃をした（受けた）、これだけの被害が出た、この外国が大きな支援をし・・・ -
第６回：「ＧＩＴＥＸ」で抱いた危機感
アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）ドバイ首長国で10月中旬、中東・アフリカ地域最大級のＩＴ（情報技術）展示会「ＧＩＴＥＸ」が開催された。筆者はスタートアップ専用セクション「Expand North Star ・・・ -
第28回：万博開催目指すサウジ＝ビジョン2030の集大成に
2021～22年のドバイ国際博覧会（万博）、25年の大阪・関西万博に続き、30年開催予定の万博に向けて、開催候補地のアピール競争が激化している。23年６月時点で最終開催候補地は、韓国・釜山、イタリア・・・・ -
第55回：スーダン戦闘激化が招くダルフール紛争再燃の危機
正規軍と準軍事組織「即応支援部隊（ＲＳＦ）」の対立が激化するスーダン。西部ダルフール地方では、黒人住民が襲撃されて多数の犠牲者が出るなど治安が急激に悪化している。襲撃しているのはアラブ系の民兵らで、Ｒ・・・ -
第１回：サウジ外交、絶妙なバランス
目まぐるしく変化している2023年の中東情勢。中でも外交面で存在感を示しているのがサウジアラビアだ。イランとの国交正常化に始まり、シリアの国際社会復帰をサポート。スーダン紛争では諸外国市民の脱出を支援・・・ -
第85回：モバイルマネー躍進＝ガーナで金融アクセスが拡大
アフリカのデジタル取引の波はケニアの「エムペサ（M-Pesa）」を筆頭に、各地で金融サービスの変革を巻き起こしている。ガーナも例外ではない。「モモ（MoMo）」の通称で呼ばれ、携帯電話ベースの金融エコ・・・ -
第55回：サウジとイランの国交回復合意がイラク経済にもたらすインパクト
アラブ諸国とイランの関係改善によって、両者の経済関係も強化される可能性が出てきた。事実、サウジアラビアはイランに対する投資に意欲を見せている。しかし、対米関係の悪化や米国制裁などのリスクがあるため、サ・・・ -
第89回：域内外交を巡る「融和」と「分断」の同時並行
中東・アフリカは、宗教や軍事などの要因もあってとかく外交関係に問題ありとみられがちな地域である。今回は、最近のいくつかのニュースを含めながら、融和と分断の両方向の圧力を軸に、域内外交関係の現状と見通し・・・ -
第23回：サウジアラビアのリヤド空港拡張計画＝地域最大級のハブ空港構想
サウジアラビアのムハンマド皇太子は首都リヤドで開催される世界旅行・観光グローバルサミットの前夜に、2030年までにリヤド空港を６本の平行滑走路を持つ巨大ハブ空港に拡張する計画を発表した。この計画は、サ・・・ -
第27回：ＧＣＣにおける拠点設立＝どのような法人をどこで設立すべきか？
湾岸協力会議（ＧＣＣ）諸国の中では、これまでアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のドバイがその地理的優位性と、外資企業に対するフリーゾーンをはじめとする外資規制緩和の施策、インフラの質などの観点により、日本企業・・・ -
第50回：アフリカの資源がウクライナ戦争の原資に？
これまで当欄で２回ほど、ロシアの民間軍事会社ワグネル・グループがアフリカの紛争にコミットを深めていることに触れた。ロシアが侵攻中のウクライナでもワグネルは戦闘員を展開しているとされ、創設者のエフゲニー・・・ -
第54回：スーダンの歴史の「if」＝ジョン・ガランがもし生きていたら…
正規軍と準軍事組織「即応支援部隊（ＲＳＦ）」が衝突したスーダン情勢は、スーダン在留の外国人らが一斉に国外脱出を図ったこともあり、国際的に大きな注目を集めることになった。アフリカ最大の面積を誇ったスーダ・・・ -
第84回：2022年の中東アフリカ経済を振り返る
新型コロナウイルスが世界的なまん延を始めた2020年を除き、例年、本欄のその年の最終号では、年頭に設定した予測項目に対する評価をしている。コロナ禍からの正常化が進む局面であるからこそ、ビジネスを円滑に・・・ -
第84回：サウジアラビアを変える娯楽産業
保守的なイスラム教徒が多いイメージとは裏腹に、サウジアラビア人の多くは娯楽好きだ。政府が掲げる国家改革「ビジョン2030」が進める国内娯楽の充実・多様化は、人々のライフスタイルのみならず、国そのものを・・・ -
第18回：ドバイ不動産市場が回復の兆し＝近年の外的要因の影響乗り越え
不動産・建設業はドバイ首長国の域内総生産（ＧＤＰ）の約13%を占めており、主要産業の一つである。世界最大級のショッピングモールであるドバイモールや、世界一高いビルであるブルジュ・ハリファを開発したエマ・・・ -
第78回：拡大するアルジェリアの非エネルギー部門輸出
エネルギー価格が高騰する中、アルジェリア政府は豊富なエネルギー供給と地理的な優位性をアピールし、外資系製造業による直接投資を呼びかけている。近年増加しつつある非エネルギー部門の輸出をさらに拡大し、経済・・・ -
第50回：安定優先、民主主義に懐疑的＝アラブの若者の今
アラブの若年層を対象にした世論調査「アラブ・ユース・サーベイ」の2022年版が９月21日に発表された。調査結果によると、社会不安や米国への信頼低下を背景に若者の価値観が変わってきているようだ。また、ア・・・ -
第45回：ロシア民間軍事会社の介入後、懸念広がるマリ
昨年10月14日付の当欄で、イスラム過激派鎮圧に苦慮するマリ政府がロシアの民間軍事会社ワグネル・グループと契約を結ぼうとしている動きに触れた。長年サヘル（サハラ砂漠南縁部）地域で過激派掃討作戦を続けて・・・
