トルコの化学品メーカー、ベタ・キミヤ（Beta Kimya）は、北西部コジャエリ県で接着剤工場の建設を開始した。投資額は３億1,500万トルコリラ（4,600万ドル）で、中東および東欧地域では最大規模となる。アナトリア通信が伝えた。
新工場では500人を採用する方針。トルコはこれまでポリウレタン系の反応型ホットメルト接着剤や各種の派生品は輸入に頼ってきたが、これを初めて国内生産する計画だ。中期的には１億2,000万ドル相当の輸入品を国産品に切り替えることができる見通しという。また、国内需要が満たされれば輸出も検討する。
化学分野はトルコの主要産業の一つ。輸出額は３～５月には新型コロナウイルスの感染拡大の影響で落ち込んだが、６月には前年同月比6.2％増加し、18億ドルの目標を達成している。［労務］

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