EU、対韓FTA発効から2年:過去15年で初の貿易黒字
欧州連合(EU)が、フッ素系温室効果ガス(Fガス)の供給規制を強化する見通しだ。欧州委は来年、2015年に施行された現行規則の見直しを実施する予定。50年までの炭素中立の実現に向け、低炭素の代替材料への切り替え加速を促すとみられる。EU政策専門サイトのユーラクティブが11日伝えた。
Fガスは冷蔵庫やエアコン、発泡断熱材、消火器などに用いられ、二酸化炭素(CO2)の最大2万3,000倍の温室効果をもたらすとされる。現行規則では、Fガスの中でも排出量の多いハイドロフルオロカーボン(HFC)の販売量を14年水準の5分の1の水準まで段階的に制限することを規定しているが、EUが同年までの温室効果ガスの削減目標引き上げにかじを切る中、Fガス規制も厳格化される可能性が高い。
欧州環境庁(EEA)によると、現行規則の効果は現れており、15年以降、域内のFガス排出量は継続的に低下している。また、18年のFガスの域内供給量は前年比14%減少。これによる温室効果ガスの削減効果は30%減に匹敵する。
規制強化に向けては、Fガスの使用の全面禁止が望ましいものの現時点では現実的ではなく、新製品における使用禁止が検討されているもよう。ただ、業界関係者によると、代替材料には安全性に問題があり、普及の足かせとなっているという。[環境ニュース][EU規制]
経済
-
財政収支、6月は赤字拡大
英国 経済2025/07/23(水)
-
欧州企業、貿易摩擦の影響実感=ECB調査
EU 経済2025/07/22(火)
-
欧州委、ETIAS申請料値上げ=20ユーロ
EU 経済2025/07/22(火)
-
独で6千億ユーロを投資
ドイツ 経済2025/07/22(火)
-
米、EU全製品に15~20%の関税も=FT
EU 経済2025/07/22(火)



