中国の通信機器大手の華為技術（ファーウェイ）は、イタリアに向こう３年で31億ドルを投資する方針だ。イタリア部門のトーマス・ミャオ最高経営責任者（ＣＥＯ）の話を元に、ロイター通信などが15日伝えた。
ミャオＣＥＯはミラノで開催されたイベントで、今回の投資計画について明言。また、向こう３年でイタリアで1,000人を追加雇用する意向も明らかにした。
同ＣＥＯは併せて、イタリアに対し、第５世代（５Ｇ）移動通信網の構築に当たって「ゴールデン・パワー」と呼ばれる介入権を行使する際には、「透明性と効率性、公正さ」を確保するよう要求した。
イタリア政府の関係者によると、同国はファーウェイと中国同業ＺＴＥが５Ｇ網の構築に関与する可能性があるなどとの懸念から、関連規制を強化した。伊紙ラ・スタンパは２月、政府が５Ｇ通信網の構築でファーウェイとＺＴＥを排除するもようだと報じていた。

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