マクロ経済
-
【月次リポート】欧州（２月）
２月、日本経済の落日を見た。2023年の名目国内総生産（ＧＤＰ）で、日本はドイツに抜かれ、世界４位に転落した。ただ、ドイツ経済にも楽観ムードはない。23年第４四半期（10～12月）のＧＤＰは前期比0.・・・ -
トルコのインフレ率、67.1％に加速＝２月
トルコ統計局（ＴＵＩＫ）は４日、２月の消費者物価指数（ＣＰＩ）が前年同月比67.1％上昇したと発表した。伸びは１月の64.9％から加速。市場予想を上回る上昇ペースとなった。 最も値上がりしたのはホテル・・・ -
【今週の主な予定】３月４～８日
◇３月４日（月） ・化学ヘンケル通期決算（ドイツ） ・レンタカーのシクスト通期決算（ドイツ） ・２月失業者数（スペイン） ◇５日（火） ・２月新車登録台数（英国） ・２月サービス業ＰＭＩ確定値（英国）・・・ -
高技能の移民規制、追加緩和
ドイツで１日、「高技能移民法」の改正法の一部が施行された。改正法は、欧州連合（ＥＵ）域外からの熟練労働者の受け入れ要件を緩和することにより、経済成長の足かせとなっている人材不足を解消する目的で、３回に・・・ -
ユーロ圏インフレ率、２月は2.6％＝速報値
欧州連合（ＥＵ）の統計局ユーロスタットは１日、２月のユーロ圏20カ国の消費者物価指数（ＣＰＩ、速報値）が前年同月比2.6％上昇したと発表した。伸びは１月の2.8％から減速。食品価格の上昇ペースが緩和し・・・ -
高級ブランドのプラダ、円安で日本市場好調
イタリアの高級ブランド大手プラダは、中国の需要が低迷する一方、円安の影響で好調な日本市場によって、アジア全体の業績が底上げされている。ブルームバーグが１日伝えた。 ブルームバーグは日本市場について、円・・・ -
アフリカ、広がるビジネス好機＝ＡＡＩＣ社長、ウェビナー解説
エコノミック・メディア・ブレティン（ＥＭＢ）は２月29日、「ＥＭＢビジネスウェビナー」を開催し、アジア・アフリカ・インベストメント＆コンサルティング（ＡＡＩＣ）・ホールディングスの代表取締役社長である・・・ -
【ここが知りたい！ドイツの環境・エネルギー政策】自動車・暖房燃料の炭素価格引き上げ
ドイツは2024年初頭に自動車燃料と暖房燃料の炭素価格を引き上げた。エネルギー移行の財源を化石燃料から徴収することで転換加速を目指す。再生可能エネルギー由来電力と化石燃料のコストのリバランシングの背景・・・ -
フランス消費者信頼感、２月は悪化
フランスの国立統計経済研究所（ＩＮＳＥＥ）は27日、２月の消費者信頼感指数（1987～2023年の平均値＝100、季節要因調整済み）が89.3ポイントとなり、前月から1.8ポイント低下したと発表した。・・・ -
タイ首相、３月訪独＝投資誘致へ
タイのセーター首相兼財務相が３月15日からドイツを訪問する。ドイツ企業にタイの電気自動車（ＥＶ）などへの投資を働きかける見通しだ。バンコクポストが報じた。 セーター首相のドイツ訪問に先立ち同国を訪れて・・・ -
欧州グリーンディール、自然再生法で延命
欧州議会が27日に「自然再生法案」を可決したことで、欧州連合（ＥＵ）理事会の承認を経て成立する見通しとなった。ＥＵの気候変動政策の後退が懸念される中で、欧州委員会が進める環境産業計画「欧州グリーンディ・・・ -
ＣＯ２貯留、連立与党が批判
ドイツのハーベック副首相兼経済・気候保護相（緑の党）が示した二酸化炭素（ＣＯ２）海底貯留の一部容認方針に、連立パートナーの社会民主党（ＳＰＤ）が抵抗している。ガス発電所から出るＣＯ２も一部容認の対象に・・・ -
＜ＥＵ環境規制・エネルギー＞ドイツの電源構成、再エネ６割に迫る＝石炭由来、大きく後退
ロシアの天然ガスなど化石燃料からの脱却はどう進み、2023年４月の脱原発の影響はどう表れたのか。注目を集めていたドイツの2023年電源構成の実績が、年明けにフラウンホーファーＩＳＥから発表された。驚く・・・ -
店頭価格上昇率、過去２年で最低＝小売協会
英小売協会（ＢＲＣ）は27日、２月の店頭価格指数が前年同月比2.5％上昇したと発表した。伸びは１月の2.9％から減速し、2022年３月以降で最低を記録。３カ月平均（3.3％）も下回った。 ２月は食品価・・・ -
ＣＢＩ小売売上高、２月は落ち込み減速
経営団体の英産業連盟（ＣＢＩ）が27日に発表した流通業業況調査によると、２月は１年前より売り上げが「増えた」と答えた小売業者の割合が、「減った」を７ポイント下回った。１月のマイナス50ポイントから落ち・・・ -
英若者、精神疾患で失業拡大＝報告書
英国では、20代前半の若者が40代前半よりも精神疾患の理由で失業する可能性が高い――。シンクタンクのレゾリューション・ファンデーションが26日公表した報告書で明らかにした。 報告書によると、2021/・・・ -
【東欧フラッシュ】深化を遂げる情報発信と真贋性
情報リソースの急速な拡充と共に、その真贋（しんがん）を見抜く力がメディアリテラシー確立において極めて重要なスキルの一つになってきた。情報発信が容易になった現代においては、事実を伝えるというジャーナリズ・・・ -
ＥＵ、ウクライナの復興基金設立へ
欧州委員会は、ロシアの企業・公的機関が欧州連合（ＥＵ）内で投資などから得る利益を押収し、これを基にウクライナの復興に向けた基金を設立することを検討している。数カ月以内にも合意する可能性が高い。ギリシャ・・・ -
独カイザー、ブルガリアで自動車部品製造へ
自動車部品を手がけるドイツのカイザー（Kayser）・オートモーティブ・システムズは今年中に、ブルガリア北部のプレべン（Pleven）の工場を借り上げ、自動車部品の製造を開始する計画だ。同社と提携した・・・ -
ＣＯ２海底貯留、一部容認へ
ドイツ政府は、二酸化炭素（ＣＯ２）貯留法改正に向け、草案をまとめた。一部の産業に、パイプラインによるＣＯ２の輸送と海底下でのＣＯ２貯留を認める。2045年までに気候中立を達成する目標に向けて、ＣＯ２の・・・
